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2009.11.17|textile
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新作の生地が2柄、出来上がりました。8月の末頃から作り始めていた模様が、職人さんの手で染められてアトリエにやってきました。今日は北国の森を題材にして作った模様 “mori” のご紹介をします。“mori” は学生時代に作った模様を生地用にしたものです。学生時代を私は旭川で過ごしました。校舎が小さな山の上にあり、ゼミ室の窓から見える風景はカラマツ林。何年もかけて積もっていった松葉がふかふかと見えました。林は裏の山へとつながっていき深い木々の森となっていきます。

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暑い夏にその山を見ると今にも押し寄せてきそうな勢いがありました。風が吹き木々がゆれると吸い込まれそうな気分になります。深くどこまでも続いてゆく木々のかさなりを点描で表現しました。上に上に伸びるように模様を作り澄みきった雪山と春の優しい風をまとった色味で染め上げました。チョロン代官山で行われる“北の模様帖”で生地の切り売りをいたします。カーテンやテーブルクロス、クッションなどの手作り材料として、お使いいただければと思います!

北の模様帖 in cholon 代官山 : “北の模様帖”展で生地の切り売りをいたします。オックス地の生地に染めています。密度が詰まった生地で適度な厚さと程よい重さがありミシンかけにも最適です。 ¥2,800/m(50cmから10cm単位でお切り致します。)

2009.05.18|textile, 北の模様帖
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まだまだ、朝夕は冷えており日中の暖かさが恋しくなります。写真は点と線で扱っている生地はオックスという種類の綿生地を、捺染という方法で染めて製作しております。この生地は少し厚手のシャツ生地などとしてよく用いられています。洗濯をした後も手でしわを伸ばして干すだけでアイロンをかけなくても洗いざらしの表情でお使い頂けます。風呂敷に仕立てたものを商品として扱っていますが、ちりめん地のものと異なり風呂敷バックなどにしたときでも調度よいはりがあるため形がきれいにでます。

このような感じで布の切り売りもしております。手芸やインテリア素材としても非常に扱いやすいのでぜひ材料としてお使い頂ければと思っております。切り売りは60cmと120cm(幅112cm)の長さのものと反物からお好きな長さを切る方法がございます。テーブルクロスや夏のワンピース、浴衣などなど、いろいろな形に仕立てて楽しんで頂ければ幸いです。

2009.05.12|textile
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 「雪かきのあとで」  09年の春夏にむけて製作した新しい柄の一つです。どうして暖かい季節に「雪」なのでしょうか。 

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 これは雪かきをした後に自分の後ろからできてくる、「かきあと」を題材にした模様です。雪国に住む人にはおなじみの光景ですよね。大雪が降った日の朝、汗をかきながら雪かきを一生懸命やっている。まっすぐにしていたつもりが、いつの間にやらあっちにこっちに・・・ふと見上げた空は澄みきった青空でした。寒いのですがその強い光にまだ半年先の夏を思い出してクレヨンで大きく大きく描いた模様です。製作の時期が近づいてくるにつれて、このストライプ模様は海を思わせるような色で染めたいなと思いました。一つは深い海を思わせるような明るいネイビーにもう一つはレンガ色と赤を混ぜた優しい赤色に染め上げました 

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 コサインさんの展示販売で風呂敷やバックといった形になって、初お目見えいたします。

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