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2010.09.29|textile, 北の模様帖
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新しい模様の生地が出来上がりました ”bird garden”

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新柄の生地が出来上がりました。「bird garden」といいます。夜の森から聞こえた鳥の声を題材に作った模様です。山の近くに住んでいると夜中に鳥の鳴き声が聞こえることがあります。一見暗く静まりかえった印象しかない森から鳴き声が聞こえると、何とも不思議な気持ちになります。鳴き声の主達はどんな歌を歌っているのでしょうか。枝や葉はどんなふうにとりまいているのでしょうか。昼と変わらないはずの場所が見えないことで想像が広がります。そんな不思議の気持を題材に「鳥の庭 bird garden」と題して作った模様です。色は紺と緑が混ざったような夜を思わせる深い色と、肌色のような暖かなピンク色です。しっかりとした質感のオックスと透ける薄さで柔らかな風合いのブロードの2種類の生地に染め上げました。10月6日からまわる北の模様帖からの販売となります。ぜひ手にとってご覧下さいませ。 

● birdgarden (オックス、綿100、生地巾117cm) ¥2,800/m

● birdgarden (ブロード、綿100、生地巾112cm) ¥2,800/m

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2010.09.26|workshop, 北の模様帖
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カルトナージュのワークショップ  cholon 札幌にて   

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cholon(本店・札幌)で ten to sen の生地を使ったカルトナージュ教室を行います。札幌にあるビーズショップAimの店長 田中理代(たなかみちよ)さんが教えて下さいます。春先の“北の模様帖”では取りはずしが出来る蓋付きの箱を教えて頂きました。今回は蝶番を使った蓋の箱です。蓋の部分にはクッションが入り贈り物やアクセサリーケースとしても、ぴったりな素敵なデザインです。フワフワのクッションがこれからの季節をあたたかく飾ってくれそうです! サイズは少し大きめの幅20.5センチ×奥行き12.5センチ×高さ5センチ。参加費は4,000円です。各回定員8人です。予約はcholon(札幌)の店頭とお電話、メールで受け付けております。詳しくはHPでご確認ください! 

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札幌市中央区南1条西12丁目ASビル1階(電車通り沿い、南向き)/Tel:011-210-0787 、fax:011-210-0789/営業時間:11:00 ~ 19:00 、火曜定休→ お申し込み http://www.cholonweb.com/sapporo/

2010.09.24|design work, product
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倉敷意匠計画室から北の模様帖のマスキングテープが販売となりました

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倉敷意匠計画室の企画で製作した北の模様帖のマスキングテープが販売となりました。封をする、壁にメモを貼る、プレゼントにテープをかける、ちょっと貼る、使う人の姿を想像しながらつくりました。最後の「ちょっと貼る」はマスキングテープらしいなと思いました。セロテープは主張せずに仕事や工作を支えてくれる縁の下の力持ちだとすると、マスキングテープは色や模様で気持を伝える社交的な文具だなと思いました。ちょっと貼っただけでペンで描くように色がつき、その色や模様が使う人や送る人の気持ちになる。仕事を支えるのが主流だった文具界に楽しい風を吹き込んでいるように思います。テープの模様をつくるということで細巾のスケッチを描いてデザインをつくりました。メッセージバード、リトルガーデン、リスの森、小さな花の4種です。町のお店やネットショップ等で見かけた際はぜひご覧下さい!

2010.09.23|北の模様帖
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北の模様帖 in cholon 札幌

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“cholon”の札幌店を会場に“北の模様帖”を開催します。夜の森に響く鳥の鳴き声を題材に作った模様 “bird garden”を含む生地の切り売りを中心にバックやハンカチなどの小物が揃います。インテリアを彩ったり手芸の材料として楽しんでご覧いただけると嬉しいです。春の模様帖に続いてカルトナージュ教室を開けることになりました。今回は蝶番を使った蓋の箱です 。クッション材が入った蓋でふかふかした印象が秋から冬にかけてぴったりな箱が出来そうです。カルトナージュ教室については追ってお知らせ致します! 

北海道・札幌 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

info_dai  10/6(水)-10/11(月)

□ 札幌市中央区南1条西12丁目ASビル1階(電車通り沿い、南向き)
□ Tel:011-210-0787
□ 営業時間:11:00 ~ 19:00  火曜定休
http://www.cholonweb.com/

□ map
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2010.09.22|北の模様帖
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北の模様帖 2010 autumn/winter

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北の模様帖 2010年の秋と冬の展示販売を行います。10月6日からスタートをしてウェブサイトを含む5会場を回ります。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄り下さいませ!詳細については順にお知らせしていきます。今日の朝は体が温まるまでに時間がかかりました。秋を飛び越え間近に迫る冬を感じてしいました。うっかり薄着で過ごして風邪などひかないように~気をつけましょうね。

2010.09.03|desk, 掲載物
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東海大学北方生活研究所 NR+

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東海大学北方生活研究所の所報「NR+」に「北国の小さなテキスタイルメーカーについて」という題で文章を寄稿しました。東海大学北方生活研究所は東海大の旭川校舎に設置された研究所で、北をテーマにさまざまな活動を行っています。 私はこの旭川校舎で学びました。09年7月1日に self  introduction と題して、同大学の伊地知先生とともにお話の会をさせて頂いたことがきっかけで、今回所報に寄稿させてもらいました。1年に1度、所報として出されるのでそれらの多くが前年度にあった活動をまとめたものや寄稿された文章でまとめられています。今までに35冊の所報がまとめられています。北国の生活や文化にまつわることを研究し活動してきた35冊の重みを感じます。昨年はフィンユール邸の実測をまとめた特集もあり、35冊のNR+は北にまつわる興味深い内容にあふれています。下に私が寄稿した文章を掲載します。 真摯に学び研究する人たちと同じ姿勢でありつづけたいとあらためて思いました。以下が寄稿した内容です。

~北国の小さなテキスタイルメーカーについて~

「暮らしが線でつながり年月となって引き継がれていくように」という願いをこめ“点と線模様製作所”は2008年にスタートしました。身近な風景や植物を題材に模様作りを行い、刺繍の図案やファブリックパターンの製作とオリジナルの生地販売を行っています。ソーイングやインテリアの材料として使われる生地を提案したいと考え、暮らしに寄り添える模様作りを目指しています。風景や植物といった目に見えるもの。また冬の寒さや雨の音といった目には見えない題材など、デザインソースとなるものは身の回りにあふれています。スケッチや観察、気づきを大切にしながら思い浮かぶアイディアを描きます。効果的な柄の大きさや方向、色などを調整し図案化していきます。椅子に座り心地があるように、模様は視覚からうける心理的な感覚が使い心地になります。刺激が強すぎる色の組み合わせや構図は、使い方を誤ると気持ちが疲労してしまう原因となります。生活の場で使われる模様は「落ち着いた」「大胆な」など様々な種類がありますが、全てにおいて健康的で使う人や空間を最もよく表現し支えることが大切な要素だと思います。生地の染めは少量を作るのに適した手捺染という方法を使用しています。生地表面に直接色糊を置き、熱処理などを施し模様を染める方法です。長い染め台に生地を貼り、型を置いて位置をずらしながら染めていく方法で、職人の手によって染められています。他に製版所、生地問屋など一反の生地ができるには多くの工程を経ています。出来上がった生地の一部は縫製業者に依頼しバックなどに加工し製品となります。シーズン毎に流行を取り入れた、たくさんの生地が作られています。北海道はテキスタイルを生み出すには産地から遠く非常にハンディがある土地です。しかし、逆に言えば入れ替わりの早いテキスタイル業界から距離があることで、生活を見つめ一緒に年月を過ごしていけるスタンダードな模様ができるのではないかと思っています。昨年からは小さな小さなメーカーとして歩み始めました。まだまだ経験浅く自分の仕事を作っている途中です。様々な人との出会いによって進んでいけることを願っています。  点と線模様製作所  岡理恵子

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