1つの模様を刺繍とニットの2つの技法で表現ができる図案集を作りました。刺繍とニットなので季節を問わずに親しんでいただけると幸いに思います。
『ten to sen の方眼模様』のはじめにより
ます目から始まった模様づくり。
「1つ、2つ…6つ」とます目を数え、ニットとクロスステッチの間で行ったり来たり。
1つの模様を2つの手法で表現するために、ニットに合わせ繰り返しのサイズをなるべく小さく考えました。
例えば、花の模様を作ろうとするといつもなら、花びらなどに表情を持たせて描くのですが輪郭や、特徴を強調したデザインにし、少ない表現でもどんな花の模様かを見る人、作る人に想像してもらえるように作りました。
条件や制限があった分、図案は単純化され生き物や情景の象徴的な部分で描かれ簡潔で明快な図案が多くできました。
そのため、年齢性別を問わずにお使いいただける図案集になったのではないかと思います。
また、使われる色数が多いと迷ってしまう糸の色選びも1つの図案で使われる色が少ないので、好きな色でアレンジしやすくなっています。
自分なりの色で小さな模様の世界を楽しんでいただけると幸いです。
『ten to sen の方眼模様』
撮影:松本のりこ
制作協力:隈倉麻貴子、山城美穂子(刺繍)
一條絵美子、笹谷史子、森脇里美(ニット)
トレース:小池百合穂
編集:笠井良子(小学館 CODEX)
著者:岡理恵子
発行人:川島雅史
発行所:株式会社 小学館
印刷・製本:図書印刷株式会社
販売:中山智子
宣伝:井本一郎
ISBN 978-4-09-307007-2
¥1,600+税
~コロナの流行で大変な状況の中、この本を作るのにかかわってくださった皆さまに感謝申し上げます。~
新作の生地「リスノモリ」が出来上がりました。リスが住む森をテーマにした模様です。2017年に出版された『tentosenの模様刺繍』の中に収められている模様で生地用に総柄に作り直しました。色合いはあたたかみと華やかさが感じられる2カラーを作りました。tentosenの通信販売ページで生地のカット販売とカットクロスの販売が始まりました。8月以降に回る展示販売ではカットクロスをお持ちますので、機会がございましたら実物をご覧いただけると嬉しいです。
森を歩いているときに切り株の上に、くるみの殻を見つけました。その光景はまるで食卓テーブルのようでした。リスの食事跡かなと思いました。木の枝を移動して木の実や種を探すのに大忙し。そんなにぎやかな森を模様にしました。左右対称の整った模様ですが、麻生地のナチュラルな質感と合わさり、素朴な表情も感じられる生地となっています。中厚地の生地。
wide 約140センチ、刺繍加工が施されている幅 約130センチ
リピート (縦)約23.5センチ (横)13センチ
linen 100%
色:ベージュ/ブルーグリーン
中厚地
通販の販売ページはこちら⇒
KITTEにある「+S」Spiral Market MARUNOUCHIで8月2日(月)~8月29日(日)の期間で展示販売を行います。
新作の模様「リスノモリ」を使ったアイテムが登場します。
また毎回、好評をいただいているhacuとのコラボソックスや人気の模様のバッグやハンカチといった定番アイテムをお持ちしたいと考えています。ぜひこの機会に会場に足をお運びくださいませ。お待ちしております。
Creators Table Vol.133
「+S」Spiral Market MARUNOUCHI
8月2日(月)― 8月29日(日)
東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワーKITTEE丸の内 1F
TEL 03-6273-4606 OPEN 11:00-20:00
※会期中に予告なく内容を変更する場合がございます。
WEBにて最新情報をお確かめの上、ご来店ください。
spiralmarket.jp