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2011.09.07|another, news, 掲載物
cate

nu Comfie 取材後記

 

 26日に発売になった“nuComfie vol.12”(ヌーコンフィ)は一冊を通して「ものづくり」というテーマで書かれた号になっています。“GARMENT REPRODUCTION OF WORKERS”がフランスで作る服であったり、香川県さぬき市にある“CURLY”(カーリー)の服作り、そして岡山県の倉敷意匠と岡輝印刷さんのレタープレスの現場、関美穂子さんの模様が生まれるアトリエなど。物作りの現場で働かれる人たちの姿がたくさん登場しています。工場の規模の違いはあれどたくさんの人の手を経て作られているんだということを一冊通して感じられます。

ブックインブック「倉敷意匠計画室の紙モノ雑貨帖」作りは12号がヌーコンフィが創刊されてから3周年の記念の号ということで、読者の皆さんにささやかな記念と「ありがとう」の気持ちを込めてマスキングテープとカードを作りたいというご相談から始まりました。倉敷意匠から発売されているマスキングテープ「リトルガーデン」をヌーコンフィのオリジナルカラーで作ったものと、レタープレスの2つ折りカードです。岡輝印刷のレタープレス機(凸版印刷機)は「懐かしい印刷方法」という言葉が出ないほどに、きれいに磨かれ大切に使われていました。黒くまるで機関車のような存在感があります。動く音も「シューッ」「プシュッ」「カシャッ」など色々な音がプレス機全体から聞こえます。デジタル機器とはまた違う働く音が聞こえます。全盛期を知っている人には懐かしい音に、知らない世代にはわくわくする気持ちが探究をかきたてます。