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2012.05.17|design work
cate

札幌にある天使病院の周産期母子センターのアートに参加させていただきました。

札幌にある天使病院が2014年秋のグランドオープンします。そのオープンに先立ち病院施設の一部である“周産期母子センター”が5月7日オープンしました。出産の前後の時期である周産期を対象とした医療施設で、婦人科とNICU科、小児科が組み合わされた施設となっています。ten to senでは小児科病棟とNICU入口のの壁面アート等を担当しました。長年、札幌で新しい命が生まれ、成長を見守る医療の場として親しまれてきている病院です。この仕事が始まってから、どこかで毎日子供が誕生しているんだということを考えるようになりました。天使病院からは“天使の庭”というテーマをいただきました。病院という場所でどんな時間を過ごしてもらうのがいいのか、アートチームと打ち合わせを重ねました。話し合いと、作業を進める中で天使は子供たちで庭は北海道の自然を感じる森のような庭というデザインが生まれてきました。天井から降る雨、足元に隠れるようにいるテントウムシ、リスが手すりをかけていきます。病院という時間は緊張が多いものです。その緊張がとけることはないと思うのですが、少しでも気持ちが落ち着いて過ごしていただければと思います。