『ten to sen の模様づくり』という本が出版されます。

グラフィック社より『ten to sen のものづくり』という本が出版されます。模様作りを始めた時のことや、模様にまつわるお話などを綴っております。つたない文章ではありますが、模様作りという仕事を模索してきて…そして続いている今のことが書かれています。文章を書くということはとても難しいですね。模様を作る時は論理的につくる部分と感覚的に作る部分がせめぎ合っているからです。二人の人間が自分の中にいて、理詰めで作る自分は説明することができても、心の赴くま模様を描くもう一人のことは言葉になりづらいものです。体や頭が言葉で考えるよりも、少し前のめりに動くようなものだと思います。きっと誰もが真剣な時はこんな感じだと思うのですが、なかなか言葉にはできません。それでも自分なりに模様のことについてやってきたことならかけると思い記録と製作の時に思ったことを書きました。ぜひ、手にとってご覧いただけると幸いです。10月中旬ごろより書店でお目にかかれるかと思います。